凹凸窠十二景
凹凸-十二景(丈山作)の詩の解説凹凸窠は、それ自体がきわめて詩趣に富むばかりでなく、四囲の長めもまた佳絶である。
丈山はここに「凹凸窠十二景」をみたてた。それは次の通りである。
1.満蹊桜花
(谷の小道に乱れる桜花)
2.前村犁雨
(前に見える村で農夫が犁で田を耕すところに降る雨)
3.厳牆瀑泉
(洗蒙瀑が巌にあたる音)
4.砌池印月
(庭の池の面にうつる月)
5.渓辺紅葉
(谷川のほとりの紅葉)
6.四山高雪
(四囲の山の上の雪)
7.台嶠閑雲
(比叡山の閑かな雲)
8.鴨河長流
(西に一糸長く流れる賀茂川)
9.洛陽晩煙
(都に立上る夕餉の煙)
10.難波城様
(南方はるかに見える大坂城)
11.園外松声
(庭の外に聞こえる松風の音)
12.隣曲叢祠
(隣村の林の中の小社)
丈山はこの十二景を画家に描かせ、そして自らも詩を作り、林羅山父子もここを訪れ、詩をつくっています。
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